GREEDING70周年のご挨拶
70周年のご挨拶
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1953年8月16日、富士製鐵㈱室蘭製鐵所の構内企業として『山本弘業株式会社』が発足しました。これが当社の創立となり、本年『日鉄ファーストテック株式会社』として70周年を迎えることになりました。70年もの間継続してこれたのは、日本製鉄㈱北日本製鉄所室蘭地区、名古屋製鉄所をはじめとして、お取引先、地域社会および関係各省庁の皆様方の温かいご指導のたまものであります。この場を借りて感謝申し上げます。
当社は起業後、『株式会社やまこう(1967年)』、『第一鉄鋼産業株式会社(1969年)』、『第一鉄鋼株式会社(1991年)』、そして2019年に『日鉄ファーストテック株式会社』と社名を変更し、現在に至っています。この間、担当してきた業務も刻々と変わってきており、室蘭では最初に請け負ったコークス炉解体作業・船内荷役等の作業から、製鋼・圧延部門へ進出し、事業を拡大してきました。その後、東海製鐵(現日本製鉄名古屋製鉄所)からご指名を受け、名古屋支店を開設、トヨタ自動車北海道殿での作業を開始するために苫小牧事業所(現フジメック事業部苫小牧営業所)を開設する等、室蘭をベースに各所で事業を継続しています。
現在、室蘭では棒線圧延ラインに付帯する全ての検査・手入工程の作業に加えて、二次加工製品の製造工程およびそれら全ての設備メンテナンスを担当しています。名古屋支店では薄板・ブリキの梱包作業および結束作業に関する業務を、フジメック事業部では室蘭工場および苫小牧営業所にて機械部品の製造および機械メンテナンスの業務を行っており、70年経過してもなお各所において信頼され、業務を担当させて頂いております。
現在の経済情勢は厳しい状況が続いており、鉄鋼業でもカーボンニュートラル等の環境変化が起こっており、我々が担当している製品のお客様である自動車産業でも大きな変革の時期であると言われています。今後の進み方によっては、これまでとは全く違った方向に自体の進んでいく可能性がある重要な時期に差し掛かっています。そんな中でも我々は自分達で保有している技術・技能を最大限発揮すること、また、これからも常に進化し続けることによって、毎年毎年『一歩未来へ』を合言葉にこれから先の80周年、90周年、そして100周年を迎えられるように、努力していく所存でございますので、今後ともご指導・ご鞭撻をお願いいたしまして、ご挨拶とさせて頂きます。
